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2006年11月30日 (木)

11月30日家賃の取立て「七つの大罪」(52年仏)第1話

旧約聖書における“七つの大罪”のそれぞれの罪をテーマにした7つのオムニバス映画。第1話の『強欲』は11月30日のお話。

家主のアルバロが月末に家賃を徴収。クラリネット奏者のジェルミニだけが未払いで10月分も滞納していた。貧乏な彼は「毎朝、神に祈って奇跡を待っているので奇跡がおきたら払います」などと言うので、家主は怒って2ヶ月分の家賃1万5千リラを今夜中に支払わないと追い出すと通告。アルバロは妻に美容院代も渡さないほどのお金の亡者だ。

果たしてジェルミニの運命は・・・。奇跡は奇跡でも超常現象ではない、ありえる奇跡体験が小気味よいストーリーだ。

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2006年11月14日 (火)

1939年11月14日レナード入院「レナードの朝」(90年米)

1969年、ブロンクスのベインブリッジ病院にセイヤー医師(ロビン・ウィリアムズ)が赴任した。この病院は神経系の慢性患者専門で、発病の原因も不明、治療法もなく「ここは言わば“庭”です。食事と水をやるだけ」という状態を余儀なくされた患者が長期入院している。

セイヤー医師はそんな現状を打開しようと奮闘し、20年代に流行したという嗜眠性脳炎を糸口に治療法を模索する。そして、1939年11月14日、20歳の時に入院した患者レナード・ロウ(ロバート・デ・ニーロ)の母の同意を得て、パーキンソン病の新薬であるLドーパを彼に投与する。レナードは30年間にわたる半昏睡状態から“目覚めの朝”を迎えた。

オリバー・サックス医師の実話に基づいたこの物語は、「患者の心は生きている」という医師の信念と献身を再現し、過酷な運命の患者たちの魂が闇の中から呼び覚まされる様は生命の輝きを見せてくれる。

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2006年11月12日 (日)

1955年11月12日マーティ未来へ還る「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(85年米)

ブラウン博士(クリストファー・ロイド)が30年の歳月と全財産をかけタイムマシンを完成させた。1985年10月26日、高校生の親友マーティ(マイケル・J・フォックス)立会いで、愛犬アインシュタインを乗せた実験が成功した矢先、テロリストの襲撃を受けるというアクシデントから、マーティが1955年11月5日にタイムスリップしてしまう。この日は博士がタイムマシンの心臓・次元転移装置の図面が頭に浮かんだ重要な日で、それがタイムスリップの目標日時に入力されていたのだった。

そこでマーティンは高校生の自分の両親に出会ってしまったので、さあ大変、歴史が変わってしまう!1週間で本来の姿に戻さなくては・・・。マーティの活躍でめでたしめでたし、となったが、次は自分が元の1985年に戻らなければならない。1955年11月12日午後10時4分、ここヒルバレーの時計台に落雷があったことがラッキーだった。

映画の楽しさを満喫させてくれる極上のエンターテイメント。伏線が巧みに張り巡らされているし、デティールが続編とも見事にリンクしている。そして、篤い友情で結ばれたマーティと博士の名コンビぶりが最高。

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2006年11月10日 (金)

1891年11月10日アルチュール・ランボー逝く「太陽と月に背いて」(96年英)

十代半ばから後半にかけて、好きな詩は暗誦したものです。そんな時代もあったのね。外国の詩はその訳者によって決定ずけられてしまう。ランボーの『サンサシオン』は絶対に金子光晴でなければいけない。なんとも心地よい詩です。でも作者ランボーについてはほとんど知らなかった。

詩才に恵まれた者同士のアルチュール・ランボー(レオナルド・ディカプリオ)とポール・ヴェルレーヌ(デビット・シューリス)は神秘的な天体現象、皆既日[月]食の時の太陽と月のような関係だった。という、ちょっとショッキングな映画です。「お互い助け合い、吸収し合ったら別れればいい」と密着したり離れたり、労わったり傷つけたりしています。二人ともフランスを代表するほどのすごい詩人だからして、心の中にどんな凄まじい嵐が吹き荒れていようと驚嘆することではないのでしょう。ランボーは1891年11月10日、37歳になったばかりで亡くなってしまったが、早熟だった彼は20歳ぐらいで書きたい詩を書き尽くしてしまったのかもしれません。

それにしても、この難しい役をレオナルド・ディカプリオが見事に演じています。『タイタニック』以前の彼を密かにあたためていたので、あの大ブレイクは残念な気がします。

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