7月1日再会の約束の日「めぐり逢い」(57年米)
ヨーロッパからニューヨークへ向かう豪華客船の中で出会ったニッキー(ケーリー・グラント)とテリー(デボラ・カー)。寄港地ナポリのニッキーの叔母の家を訪れるなど、楽しい時を過ごすした。恋に落ちた二人だが、お互いニューヨークに待つ人のある身であったため、半年後に会う約束を交わして別れた。「7月1日午後5時、エンパイアビルの展望台。天国に一番近い所、102階で」
この恋の前に立ちはだかるはずのテリーの恋人は、彼女が正直に打ち明けると「何かあったら連絡してくれ」とテリーの幸せを願うような、ものすごーくできた人物なのだった。で、約束の場所に向かった7月1日、《何か》が起こってしまう・・・。障害がなくなっても簡単には幸せになれない、アクシデンタルなすれ違い。メロドラマの王道です。美男美女の運命的な出会い、シャレた会話、ハラハラ見守る恋の行方、ハリウッドのラヴ・ロマンス黄金期の代表作だと思います。
ところで、テリーの恋人のように、愛する女性に対して寛大すぎるほどの男性がアメリカ映画に頻繁に出てきますが、努力?の割にいたく損な役回りですよね。一方、ロマンスの主役が自然すぎて、演技のうまさが伝わらない感のあるケーリー・グラント。俳優としては損だったのかも。
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